絵を描くことは仕事になるか?

子どもの頃いちばん好きなのは絵を描くことだった。でも、それを仕事に結び付けようとしなかったのは、田舎だったのでそうするための情報にたどりつけなかったというのが一番の理由ではあるけれど、でも他にもどこか、「絵は遊びだしなぁ」ということが理由になっていたような気がする。

 

その時はそうはっきり自覚していなかったけれど、「必要なこと」あるいは「役に立つこと」が仕事である、という認識を持っていたと思う。

 

小学生の時に大きな病気をして入院した経験から、医療、そしてその現場で働く人たちに対する強い敬意を抱いたことも、そんな考えを持つようになった理由の一つだろう。当時の私は病院大好きだったし、ほっとする場所だったくらいだ。

 

そのせいで、というよりは多分もとから身体・生き物に興味があったことが、その経験によってさらに拍車がかかり、絵が好き、ということはさておいて、私はもうひとつの興味である生物への関心を高めてゆくことになる。