なめるな・広報

とはいえ、私のアピールと広報の成果が認められたのか(?)、次第に少しずつ、ボランティアではなく業務として広報に携われるようになってゆく。このまま広報業務の割合が増えて社内専属デザイナーのような形になれるならそれも良いかな、という考えが頭をよぎったものの、そんな都合の良い話はなく。

 

畑違いの事業者が専属デザイナーを抱えておける余裕などないのだ。結局は通常業務に追われ、隙間時間でやっつけデザイン業務に携わるのが精いっぱいだった。

 

日々更新されてゆくデザイン関連のニュース、次々新しい機能が出てくるソフト、そういったものを横目で見ながら、日々の業務に忙殺され、新しい技術を身につけるヒマもなく、過去に身につけた技術のみでルーティンとしてこなすことしかできない広報業務。

 

営みとしての通常業務があり、プラス広報に携われるだけでうれしかったはずなのに、私は次第にフラストレーションと焦燥感を感じるようになっていった。

 

もっと勉強したらこういうことができるはずなのに。もっと時間をかけることができたらこんな広報もできるのに。もっとちゃんと考えたらもう少し説得力のあるツールが作れるのに。

 

私はここにきてようやく、現場の仕事も、広報の「現場」の仕事も、それぞれ片手間でできるボリュームではないのだということを深く痛感することになった。